PC-FX
PC-FXの説明です。
Update 2007/1/12
データ
発売日 1994年12月23日
メーカー NECホームエレクトロニクス
正式名称 PC-FX
対応メディア CD-ROM(倍速)
種別 据え置き
価格 49,800円
出荷台数 41万台
タイトル本数 62本
スペック
CPU 32bit RISC NEC V810(21.475MHz)
音源 ADPCM2・波形メモリ音源6
ビデオチップ HuC6270×2・HuC6272
RAM 2MB
ビデオRAM 1.25MB
解像度 320×240
同時発色数 1677万色
浮動小数点演算性能 -
実力表示性能 -
画像処理機能 回転拡大縮小
セロファン
フェード
プライオリティ
サイズ 132×267×244mm
重量 約2.9kg
消費電力 約16W
 
説明

1994年にNECホームエレクトロニクスが発売し、PCエンジンの後継ハードにあたります。

本体は白色で、当時としては珍しい縦長長方形をしており、MicroATXパソコンのような形をしています。

ソニーのプレイステーション、セガのセガサターンと同時期に発売され、テレビなどで「3つ巴の戦い」と紹介されていました。

プレイステーション、セガサターンと異なる点として、PC-FXはポリゴンを処理する機能が無い点があります。

プレステ、サターンが次世代の主力に3Dポリゴンを想定したのに対し、PC-FXはPCエンジンCD-ROMROMのようなドット絵2Dの性能アップでの進化を想定しました。
その後の結果は3Dポリゴン全盛となり、PC-FXの想定は完全に外れてプレステ、サターンに大差を離され敗北しました。

当時のNECHEの言い分は「3Dでゲームを作る難しさを考えると、2Dでアニメーションを精細にするのと代わらない」というものでした。既存の技術を昇華する選択が完全に裏目に出た形です。

アーケードではバーチャレーシング、バーチャファイターなど3Dポリゴンを使用し、世界観が大きく広がったゲームが存在し人気を博していたことを考えると、ポリゴン処理無しというPC-FXは、登場前から非常に厳しい状況というのが分かります。

このハードの失敗により、NECHEはゲームハード市場から撤退(フェードアウト)してしまいました。


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